現役サラリーマン大家のリアル日記

サラリーマンでも不動産投資で精神的な自由を!

入居者に誕生日プレゼントを送るのはやめよう

今年から自分のアパートの入居者に誕生日にプレゼントを送ろうと思い、メッセージ付きバースデーカードと2000円分のクオカードをセットにし、さっそく2月誕生日の方へ送りました。あまり高いものは負担に感じるだろうと思い、ちょっとした買い物に使えるクオカードを選びました。


そもそもなぜプレゼントを送ろうと思ったのか。そのきっかけとなったのが、昔クリスマスにグアムに行った時、ホテルで朝起きたら部屋のドアノブ(もちろん外側)にクリスマスプレゼントがかけられていて、すごい感動した覚えがありました。

そのサプライズを入居者の方にもしてあげたい。入居していただいている普段の感謝の気持ちを込めて。


ところが、、


その2週間後にその送った入居者の方から退居の連絡が。。

管理会社を通しての連絡なので、改めて理由を聞いてみてくださいとお願いし、理由を聞いてみたら、「転勤により住まいを移す」との事でした。

建前上そう言っているだけで、実際のところ本当の理由は分かりません。

ただ、プレゼントを送ったばかりですぐに退居とは、直感的にこれはマズかったかなと思いました。

僕のアパートは若い人向けのデザインアパートで、今回退居される方も20代前半の女性でした。

単純に考えて、大家とはいえ顔も合わせた事もなくどこに住んでいるのかも分からない人から誕生日プレゼントは、確かに気持ち悪いよな〜って。特に若い女性には。


誕生日というのは他の誰でもなく自分だけの特別な日なわけで。その日にプレゼントを送るのは、その人のプライバシーに踏み込むことになる。

これが、例えば飲食店で誕生日にお祝いをしてもらえるのは嬉しい。行きつけの美容院や生命保険会社の担当者からバースデーカードが送られてくるのも嬉しい。
誕生日はその人本人の特別な日。その特別な日を覚えてくれて祝ってくれる。これは誰もが嬉しいことだと思ったが、それとこれとは性質が違うのだなと気づかされました。~_~;

良かれと思ってやったことが、実は相手を不快にさせて逆効果になるという、大変勉強になる失敗事例となりました。ここで気付けた事で、早い段階で食い止められたと今は前向きに捉えています。

 
入居者の方に感謝の気持ちを伝えたいのであれば、更新時に粗品でお返しをしたり、2回目の更新時からは更新料をいただかないとか、長く入居してもらった方には退居時に敷金は全額返金しクリーニング料はいただかないとか。長く住めば住んだだけ優遇される方法に変えた方が良いでしょう。かつ、重要なことは、大家さんとはいえ、顔を合わさない間柄であれば、程よい距離感を保つということ。
今回の一件で勉強になりました。