現役サラリーマン大家のリアル日記

サラリーマンでも不動産投資で精神的な自由を!

家賃設定はけっこう難しいのです

先日退去者が出て、久しぶりに部屋を見てみました。壁には多少の擦りキズが見られたものの、クリーニング後だったこともあり、案外綺麗に保たれているなという印象でした。
2階の角部屋で、当初の家賃は共益費込みで68000円でしたが、時期も非常に厳しい時期ですので、今回64000円に値下げし、更にフリーレント1ヶ月をつけて募集しています。
この金額設定はすべて大家さんである僕に決定権があるのですが、これが結構難しい。。
空室期間が延びればその間の家賃収入はゼロなわけで、本来入ってくるはずの家賃が数ヶ月も無くなるのであれば、家賃を思いっきり下げてでも入居してもらった方が確実にお得です。
ただ、安易にそうする事も出来ないのが現状です。。

その理由は二点あります。

①入居者にそれが見つかってしまうと、私も下げてくださいよと言ってきます。

少しくらいの値下げであれば築年数を考えると納得してもらえると思いますが、あまりに極端だとさすがに黙っておけないでしょう。

そもそも入居者は値下げして募集かけていることは知らないんじゃないの?と思われるかもしれませんが、それはそれで当然願っていますが、6部屋程度の一棟アパートだと「あ、引っ越したな」くらいは分かるでしょう。カーテンが掛かってない状態を見れば一発です。そうすると、興味本位でアパマンやホームズなどの物件検索アプリで条件指定して探せばすぐに出てきます。

②値下げをする事で、その周辺の相場を自ら下げることになる。

周辺には同じようなタイプの物件がたくさんあり、今でも新築アパートやマンションがどんどん立っています。そんな状況なので家賃相場がとても気になるところです。築年数が増えれば当然安くしないと入らない。でも出来る限り下げないでいたい。すべての大家さんが同じことを思っているでしょう。特に協定がある訳では無いのですが、どの大家さんも価格破壊は望まないので、極端な値下げはしていません。当然築年数が20年30年ともなれば、いわゆる3点ユニット式の設備だったり、建物自体が古臭い作りだったりする物件は価格帯が全然違うため同じ土俵とは思いませんが、同レベルの建物であれば正直言ってどこでも変わりません。

まとめ

最近は関東圏でも敷金礼金ゼロゼロ物件が目立つようになってきました。当然このあたりも差別化の要素です。家賃はなるべく変えずに、キャンペーンを付けたり初期投資を抑えるプランを組んだり、大家さんはそれを判断する経営者なのです。大家さんといえども日々勉強が必要なのです!