セルフイメージを高く設定する際の注意点

セルフイメージを上げることは自分を成長させる為に必要です。ただ、それによる副作用には注意が必要です。

 

例えば僕のようなイチサラリーマンは、会社から給与をもらっている以上、やりたくない仕事もしっかりこなして会社の役に立つ人材でいる事を割り切っています。ただ、この状態のまま生涯を終えるのはとてもさみしい。

人生は一度しか無いのだから、「もっとこうありたい」「将来こんな自分で居たい」などセルフイメージを高く持ちます。その結果、現実とのギャップで悶々と日々を過ごすことになります。

 

つまりセルフイメージ（こうなりたい自分）を高く設定すると、今の自分とのギャップを感じ今の自分をダメなイケてない人間だと悲観的に思ってしまう。そうなると、こんなはずじゃないと自己否定や現実否定ばかりして、周りの環境にも感謝することも無く、家族や同僚、友達にも優しくなれない。精神的に苦しい苦しい毎日を送る事になり今を楽しめない。

 

そうではなくて、苦境にも負けないで向上しようとしている自分、成長しようとしている今の自分を応援してあげる事が大事です。自分を認めてあげて、頑張っている今の自分を好きになる事。

 

20代であればまだ無限の可能性を感じているからまだ良いですが、30代も半ばになれば、もう若くは無いのだから今の自分を好きになってあげないと、自分を好きになれないまま人生終わってしまいます。

 

よく言われる人間の性質で「目標型」と「展開型」というのがあります。

 

【目標型】

大きな目標を持ち、それを達成する時期から逆算して今やるべき事に取り組む人。目標の達成の為にストイックに取り組める人。

 

【展開型】

目の前の事を精一杯取り組むことで、次へ次へチャンスが転がってきてどんどん人生が展開していく人。

 

セルフイメージを高く設定することは、目標型となりますが、その中でも今を楽しみながらそのプロセスを歩み続けること。目標型と展開型のミックスがちょうど良いのだと思います。