現役サラリーマン大家のリアル日記

サラリーマンでも不動産投資で精神的な自由を!

太陽光発電投資はどうなんでしょうか?

前述のコンテナ投資が順番待ちでしばらく出来そうにないので、再び別の投資先を探していました。そこで今回は太陽光発電投資を考えてみました。

 

太陽光発電投資とは

東日本大震災以降、原子力発電を無くそうという大きな動きの中で、2012年7月に「固定価格買取制度」という制度がスタートし、自然エネルギーによる電力の全量買い取りを電力会社に義務付けました。そこから大手企業はメガソーラーを何億円規模で大々的に行っていますが、個人レベルで購入できる「コンパクトソーラー」も投資家の中では注目されました。買取価格は毎年下落していくのですが、スタートした年の買取価格は20年間は固定されます。そのため20年間は収支シミュレーションが立てられるというのが特長です。
 
 
②メリット
太陽光発電のメリットは、フルローンが可能なところです。しかも、国が推し進めている事業領域のため、日本政策金融公庫から引き出しやすく、返済15年で金利も1.5〜2.0%と優遇されているのが特徴です。日本政策金融公庫で今後も融資を引き出したいと考えている場合は、実績を残すには良い機会だと思います。
2つ目のメリットは、売電価格が20年間約束されているため、まず返済に行き詰ることはないです。不動産投資で言えば空室リスクが無いという事です。
 
 
③デメリット
固定資産税(借地の場合は借地代)、償却資産税などのランニングコストも一定額はかかる為、返済が終わるまでのキャッシュフローはあまり期待出来ません。太陽光発電キャッシュフローが出るのは15年後(返済が終わって)から20年後までの5年間に集中します。その時期には減価償却も終わり、丸々課税所得となり税金が増えます。
また、年々売電価格が下がり続けているため、やるなら早めに始めないといけないです。
 
 
④収支シミュレーション
実際に聞きに行った際のプラン(54キロワット)
 
◼︎イニシャルコスト
22,487,000円(土地代、設備代、損害保険すべて含む総合計)
 
◼︎収入
売電価格 34.56円(税込)×想定発電量=2,068,000円/年間
※この想定発電量の正確性が重要
 
◼︎ランニングコスト
固定資産税、償却資産税、管理費、電気代
概算 260,000円/年間
償却資産税は毎年下がります
※15年後パワーコンダクターの交換が必要(50〜80万円程度)
 
◼︎返済額
日本政策金融公庫から2300万円の借り入れ
15年返済  金利1.5%
1,725,000円/年間
 
83,000円/年間
※返済が終われば170万円程度出ます
 
 
⑤まとめ
売電価格が毎年下落している中で、太陽光発電投資はもう遅いと言われる意見が多いようですが、太陽光パネルや設備代も量産に連れ価格が下がっているので、利回りはまだ確保できる、という見方も少なくないです。
20年後はどうしていくかは、その時にならないと判断つかないですが、撤退しても良し、安い売電価格で続けても良し。電力自由化に伴い、売電先の企業が増えると思いますので、まったく売れないということはないでしょう。とりあえずパネルの寿命が持つまで続けても良いでしょう。
太陽光発電投資はリターンも大きくないが、リスクも少ない投資案件かと思います。
前述の収支シミュレーションのように、キャッシュフローが出るのが随分と後になってしまうため、すぐにキャッシュが欲しい方には向かないかもしれません。ただ、全額融資でまかなえる投資案件としては魅力的です。しかも日本政策金融公庫の融資実績を残せる点も◯です。

 

太陽光発電の真実

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