現役サラリーマン大家のリアル日記

サラリーマンでも不動産投資で精神的な自由を!

ワンピースから学ぶ経営とマネジメント

「ワンピースから学ぶ経営とマネジメント」

経営コンサルティングの富田英太さんのセミナーにて学んだことをまとめてみました。
 

購買の決め手は「共感」

テレビ離れが進みCM効果が薄れてきている現在、大企業ですらCEOがプレゼンを行っています。中小企業はもっともっと前に出て「思い」を伝える必要があります。

→「共感を得る」ことが大事!

 さらに、企業活動の中でピンチや挫折があったならば、包み隠さずに「挫折からの生還!」「失敗からの学び!」を全面に出してしまいましょう。
波瀾万丈、紆余曲折など人生のストーリーが「共感」を呼ぶ。
  

①理念力

◇経営理念=何のために事業をやっているのか?=「目的」

「目的」と「手段」をはっきりさせる。

例えばワンピースでいうと、

「海賊王へ、俺はなる!」=この海で一番自由な人になる。

(海賊王→手段 自由→目的)

◇商売にはポリシーが必要

何が正しいかではなく、「やりたいこと」「やりたくないこと」をはっきりさせることによりコンセプトが生まれる。

 

②決断力

◇決断とは、決めて断つ

経営者の仕事は「決める」こと。全体の利益を優先し、時には重たい決断も必要。

そして決めたあとはブレないこと。決断することで必ず捨てるものが出てくるが、断つことが必要。

 今出来ていないのは、過去の自分が決断しなかったから。「こうなりたい!」の思いがどれだけ強いか。
 

③戦略力

◇営業とマーケティングの違い

営業=プッシュ型

マーケティング型=プル型(目の前にお客様を連れてくること)

◇中小企業の戦略(強者にも弱点はある)

「一点突破全面展開」→ランチェスター戦略

「何か」のナンバー1になる。地域?業種?(ニッチでも構わない)

一位と二位では利益率が4.5倍違う→お客様の記憶に残るため、宣伝広告費がかからない。

日本で一番高い山は? が容易に分かるように、何かの分野で一番になることが重要。

 

実例:体育家庭教師のアクアは、水泳に絞ったことで繁盛し、「水泳の家庭教師」のナンバー1になりました。 

水泳の家庭教師AQUA/個人指導でスイミングが楽しくなる 〜水泳教室・アクア/水泳.jp〜

 

SWOT分析

ポイントは、強みを知ること。

「強み」=「お客さんが買ってくれた理由」

無いものばかりを見るのではなく、「有るもの」に目を向ける。

 「差別化」は、実は大手の戦略。結局は真似され資本力のある大手に持っていかれる。
 一旦、他社のことは見ないで、目の前のお客さんを喜ばせることだけを考える。
 

 ④達成力

タイムマネジメント

やりたいこと=第二領域

やるべきこと・やらなければならないこと=第一・第三領域

中期経営戦略で考える(短期1年・中期5年・長期10年)

5年後にどうなっていたいかを決め、そこから逆算して経営計画書を作る。

 

⑤統率力

◇経営の目的と、クルー(社員)の夢の実現が重なることが一番の理想

 同じベクトルで突き進むことが、一番力を発揮できる。
 ◇仲間には敬意を払う(能力を認める)
 仲間の強みを理解し、認め、最大限その才能を伸ばしていく。悪いところを評価しがちだが、良いところに目を向ける。
 ◇出会いと別れが人を強くする
 辞めていくスタッフの人生をも引き受ける覚悟
 ◇宴を準備する
 目標達成のインセンティブを用意する。達成感を共有する。インセンティブはお金だけではない。(お金だけだとモチベーションは長続きしない)
 達成ビジョンを語ることが、リーダーの統率力の根幹。
 

まとめ

 ワンピースの物語の中でポイントとなるシーンがいくつもあり、それに沿ってマーケティングや経営戦略、マネジメントなどを分かりやすくプレゼンされていました。
 中小零細企業の経営者向けで、マーケティングの王道という内容でした。
僕はサラリーマンでもあり、不動産のオーナーでもありますが、どちらの立場からしても非常に勉強になるセミナーでした。
「ワンピース」はなぜ人の心をつかむのか―「ONE PIECE」はなぜ売れるのか (ベストセレクト)

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